今年も梅雨時期となりました。
皆様、大雨や台風などの備えを充分になさってください。
今回は昨年9月の台風により大きな被害を受けられた建物の修繕記録です。
外壁は木製のサイディング、ウッドデッキも耐候性の高い木材は使われていないようでした。
築20数年が経過していたとは言え、築年数以上に劣化が進んだ状態でもありました。
そこへ昨年、台風の被害に遭われてしまい、危険な状態にまでなってしまわれていました。
まずは足場の設置
倒壊したウッドデッキ・ウッドバルコニーを撤去し
建物出入りの為の仮設床と階段を取付しました。
屋根は瓦材の表面塗膜が剥がれ、ほぼ防水性の無い状態になっていました。
尚且つ、表面は苔で覆われ、水を吸い込みやすい環境に
まずは奇麗に洗浄し(これだけで真っ白に)
その後、屋根専用のシリコン塗料で塗装
防水性を復元したうえで、遮熱性能を向上させる塗料にしましたので、真夏の室内温度を下げる効果も期待できます。
つづいて外壁の塗装 浮いた釘などを打ち直し、
窓廻りをコーキング 下塗り・上塗りと丁寧に仕上げさせてもらいました。
工事前は水色の外壁でしたが、
今回は正反対のサーモンピンクに なかなかHAPPYなカラーリングですね。
いよいよ足場も解体し、ウッドデッキの復旧です。
今回は腐食に強い南米産のイタウバ・フィエラというハードウッドを使用しています。
階段は既存の鉄骨フレームを再利用し、
しっかり錆止め塗装してから 踏板をフィエラ材で取付して完成
元々デザインの良い建物 本当に見違えるように美しくなりました。
お客様にも大変喜んでいただき
安全で奇麗な建物に生まれ変わった事で 安心、快適、帰りたくなる家になったのではないでしょうか
御相談から完成まで長い時間がかかってしまいましたが、ありがとうございました。